事例|物損事故での高額判決

交通事故の訴訟案件では、人命に関わる判決が高額であることはあなたもご存知でしょう。これは、道路交通法が人命を尊重している証拠でもありますが、物損事故が必ずしも軽視されていることを意味しているのではありません。物損事故で高額な判決が下された判例を具体的に紹介しましょう。
ひとつめは、1992年に起きた賠償額1億円を超えた物損事故です。ダンプカーの側面に列車が衝突した事故で、現場は下り坂の先にある踏切でした。ダンプカーは法で定められた積載量の4倍もの土砂を積んでおり、ブレーキが十分に働きませんでした。この事故では死傷者が出たほか、列車の修繕費として莫大な賠償金が求められました。
次に、乗用車が美容室に突っ込んだ物損事故です。事故が起きた時間は夜で、当日は雨が降っており、見通しの悪いカーブで乗用車が曲がり切れずに建物に突っ込みました。この時、スピードコントロールや周囲への注意をドライバーが怠っていたと判断され、建物や備品の修理修繕費のほか、美容室の休業補償も賠償金に含まれました。
物損事故では、賠償金が1000万円を超える事例が非常にまれではあります。しかし、自賠責保険では賠償ができないこと、任意保険でも適用範囲が限定されている場合には財産や人生を失う可能性もあることを、しっかり認識しなければいけないでしょう。

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