ベンチレーテッドディスクとは

車の動きの基本は、走る・曲がる・止まるの3つにあり、これらの動きをどのように制御するかによってその性能が決まってきます。ブレーキはこの中の「止まる」に関わるパーツであり、ドライバーと同乗者等の安全性を確保するうえで極めて重要な役割を果たします。どんなに早く走ることができる車でも、止まることができなければ、単なる走る棺桶になってしまいます。ブレーキは、車輪の回転力をブレーキ・シューという滑り止めを使って速度を落とす装置ですが、その際に問題になるのが制動に伴って発生する熱の処理です。つまりブレーキは運動エネルギーを摩擦力によって熱エネルギーに変換する装置ともいえます。従来よく用いられていたのは、車輪と一緒に回転するドラムの内側からシューを押し当てて減速させるドラムブレーキが主ブレーキでした。しかし、熱がこもってしまうために車の高性能化に追いつけなくなってきたため、ドラムではなく円盤(ディスク)を両側からシューで挟み込むディスクブレーキが開発されました。そして耐熱性を高めるためにディスクに放熱孔を開けたものをベンチレーテッドディスクと言います。スポーツタイプの車であれば、今やほとんどすべての車に前後の主ブレーキとして採用されており、極めて強い制動力を発揮しています。

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